言い切った後、
柊くんの顔が 見れなくて。



無言で 保健室に向かって
歩き出した。






ほんとは あんなこと
言いたかったんじゃないの。



どうして 追いかけて来たの?

どうして そんな 悲しそうな
顔をするの?

どうして、こんなに、
わたしの心は 締め付けられるの?




それが ぐるぐる 頭を回っている。