日向の事を考えながら歩いていたらもう学校に着いてしまった。

「おっはよ〜ん!」

「あっ、奈緒!おはよっ♪」

挨拶をして、いつもの世間話をしていると女子たちの黄色い声が聞こえてきた。

「「「きゃあああぁぁ」」」

うるさいなぁ。
女子たちの黄色い声の先にはやっぱり日向がいた。

「おはよ。」日向がそういうとみんなは顔が赤くなる。

日向は、そっけない態度をとっていた。じっと見ていると一瞬目が合ったような気がした。