南部先生は、夕方帰った
うちは明日までおれるようになった
夕餉を作り、看病へ
山崎さんと、夏風邪の隊士達もみてるから
今日は、徹夜!!
皆、高熱でうなされてる
手ぬぐいを変えて回る
包帯をかえたり、水を飲ませる
「セツ。少し休みや?」
「山崎さんこそ」
「ほな。交代で休もか?」
「先にどうぞ!」
「なんかあったら呼びや?」
「はい」
山崎さんが休憩の間
汗をかいてる隊士達の体を拭いたり、着替えをさせたりした
手ぬぐいを変えていると
「 う゛ぅーーっ 」
「平助さん!?」
「いてぇ」
「ふふっ生きてる証拠ですよ!」
「セッちゃん。看病してくれてるんだ」
「はい。あ!山崎さん呼びます!
あ!やっぱりやめとく!」
「あははっなにそれ」
「///山崎さん休憩やさかい
悪いかなって……ね?」
「///かっ かわいい!!」
「へ?」
おでこ斬ったから……???
平助さん、可哀想。
「目が見えないなんて……」
「え?見えるけど?」
「おっ!!藤堂はん起きたんかい?」
「山崎さん!平助さんが!!
目が見えないんや!」
「ええ!?」
「だから、見えてるってば……」
……無理してんちゃうか???
山崎さんが平助さんに手を振る
平助さんが山崎さんに手を振る
「見えとるやないか!!」
バシッと叩かれた…… おかしいな……
勘違いか……