「慶喜がお騒がせしました」

雪が皆に頭を下げる


「騒がせたのは、お前だ!!」

「勝手に騒いだんやろ?」

「連絡もなしに!!」

「元々、連絡入れたことないやん?」




「そうであったな…」



「ほれみぃ、勝手に騒いだんや!
いややなぁ。歳なんちゃう?
呆けんでや?」

言いたい放題の雪之介に
びびる新選組一同

しょんぼりする慶喜


「慶喜!近々
『禁裏御守衛総督』に任命されるから」


急に真面目な話をする



「勝手に俺を推したな?」

「適材適所!!慶喜しかおらん!」

「お前なぁ!」

「褒めてんやで?」

にこにこ笑う雪


「わかったよ」

「ほな、帰り!!」


冷たい!!!

と新選組一同の顔が引きつる


慶喜が屯所を後にする


覆面をかぶり


「ただいま…かな?」


!!!!!!!


皆一斉に優太に殴りかかる

といっても、豪快な よしよし である


「心配掛けやがって!!」
「ばかやろー!!」
「優太-!!」
「このー心配したんだぞ!」 などなど




いっぺんに言われて、反応できない優太


「おかえりなさい」

沖田が笑顔で言う

「ただいま」


笑い合う二人に、安心する一同であった