「山崎!総司を追え!」

「御意!」



「トシ!総司の事が信じられないかい?」

「そういうことじゃねぇよ!」

「土方君は、総司が心配なんですよね?」

「あんな血をつけて帰ってくりゃ
心配もするだろ?!」


「総司は、大人になった」

山南さんが頷く


「総司を大人にしてくれたのは、優太
総司が頭を下げ頼みごとするのは
はじめてだ!あの血は、優太の関係だろ」


近藤さんにしちゃ勘がいい


「そこまでわかってて
一人で行かせるなんて…」

「立ち入って、二人ともを傷つけかねない
土方君、珍しく動揺しているね?」




するだろ!?
弟分と惚れた女が
大変な事になっているかもしれないのに




「副長、申し訳ありません
撒かれました」


はぁ。 総司の奴……


「わかった。下がれ」

「総司もやるなぁ」

「山崎君を巻くなんて成長しましたね」


「総司の吞気は二人からうつったんだな」

「どう言う意味だ?」

「そのままだよ!!仕事する!!」


もしかしたら、夜中にでも総司が帰って来るかもしれねぇ






今夜は、徹夜だな