大嫌いで大好きな幼馴染み

なぜか母さんはそう小さく笑った。

.....こういう時の母さんは絶対なんかある。

「.....何」

「ふふふっ別に~?」

”早く準備しちゃいなさいよ~”と言って2階へと上がってしまった。

「.....何なの....。何たくらんでんのあの人.....。」

ものすごく嫌な予感がしていたがあまり気にしないようにしようと思い、ソファーに座りテレビを見ていた。

そしてしばらくテレビを見て、数十分。

隣の家からドアを閉める音と、門を閉める音が聞こえた。

「.....やっと行った。って今もう9:30過ぎてんじゃん。」

テレビに表示されている時計を見てあたしはあと30分ぐらいしたら行こうと思い制服へと着替えるために自分の部屋がある2階へと上がった。


「じゃあ気を付けて行くのよ?夜くんによろしくね。」

「ん~....」

時間というものは早くて、時計を見ると10:08になっていた。

あたしは母さんに見送られながら玄関を出る。