大嫌いで大好きな幼馴染み

ほかっておけばいい。

「それに、どうしてそんな格好してるの。」

部活の帰りなら制服を着てるのが当たり前なのに、なぜか夜は普通の私服で学校に来ていた。

あたしはなぜ夜が私服で学校に来ているのか全く分からなかった。

「今日、部活は?」

「ない。」

「なら何でそんな格好で---.....」

"来てるの"と言おうとしたがその前に夜が何かを言う。

「............から。」

「え??」

うまく聞き取れず、聞き返してしまう。

「.........お前を心配して迎えに来たからこの格好なんだよ。」

「........えっ....」

ありえない。......ありえない。

夜に限ってそれはない。