そんな事を思いながらあたしは急いで教室へと戻った。


「..........蝶?お前は何回目だと思ってるんだ.......?」

「..........」

予想していた通り、担任はものすごく怒っていて今まさに説教中。

こんな時に思うのは一つだけ。

.........何でうちの担任は若いんだろうという事だった。

今、24歳の先生はあたし達とは6つしか変わらない。

だから体力的にも先生には余裕がある。

ようは.........何時間でも説教できるという事なのだ。

「2年生になってからじゃないのか??まともに授業を受けなくなったのは。」

「............」

「蝶?」

「担任が先生になったのと隣の席が夜だからです。」

先生と目を合わせずそう言う。

「お前なぁ.......。俺を嫌うのはお前しかいないと思うぞ?」