だけど夜は.......”嫌じゃない”って答えた。

あたしには夜が分からない。

何を考えてるのかも分かんない......‼

バッ

あたしはつかまれていた腕を振り払い、言った。

「変な事言わないでっ‼.......あたしの事嫌いなくせに.....‼そんな事言わないでっ‼」

そしてあたしはドアへと走りそして.......

「夜なんて嫌いっ‼」

バンッ

勢いよくドアを閉めて出て行った.......。


そのまま、どこかに向かうのでもなくひたすらに走っていた。

「信じられないっ.....‼何であんな事言うの.......!?」

あたしは走っていたのを徐々に遅めて、何もない廊下で立ち止まった。

夜は確かにあたしの事が嫌い。

なのにさっきの言葉は言ってはダメな言葉だ。