気分は落ちているまま、移動教室へと歩いて行く。

だいぶ時間が経っているため、廊下は静か。

誰一人、歩いている人はいない。

そんな中を一人で歩いていた。

そしてようやく教室へと着きドアを開けると。

「.............」

先生はあたしが入ってきたことすら分からないほど本気で寝ており、クラスのみんなは.....自由。

イヤホンをつけて4人でゲームをしていたり、携帯をいじっている人もいれば小さな声で喋っている人たちもいた。

その中でも一番目立っていたのは........

夜を囲んで話している女の子達だった。

それを見て自分の席の場所に行くのをためらった......が、嫌々行くことにした。

........本当は今すぐにでも屋上へと行きたいが。

今の時間の授業は生物。

だから机は各班で一つになる。

しかも隣同士のやつとは.......向かい合わせで座ることになる。