あたし達は教室へと戻り、お弁当を片づける。

「あたしちょっとトイレ行ってくるから先に行ってて。」

二人にそう言いトイレへと向かう。

何も考えずにただゆっくり歩いていたら、前から何やら声が聞こえてくる。

「.......っ.......‼」

それを見たあたしは思わず逃げてしまおうかと思った。

だってそこにいたのは......女の子達に囲まれている夜だったから。

さっきまで進んでいた足が止まってしまう。

........あたしに気付かないで。

「あっ夜くんここはねてる~。可愛い~。」

「.......うるさい。触るな。」

........今すぐ、あたしの前からいなくなって。

「今度遊びに行こうよ~‼夜ってば全然遊んでくれないんだもーん。」

「あっ‼もうすぐ土曜日じゃん??そんときにみんなであそぼーよ‼」

「.......誰が行くか。つーか腕つかむな。」