「...........」

.....本当に杏は優しい。

「蝶??」

「........分かった。」

あたしはうつむきながらそうつぶやいた。

「いい子ね。」

そしたら杏が頭をなでてくれた。

「........子供あつかいしないで。」

「十分子供でしょ。ほら、行くわよ。」

「くるみよりは全然大人だと思うけど。」

「えっあたし子供!?」

”子供じゃないもんっ‼怒”といかにも子供のような怒り方で怒るくるみ。

「ははっもう怒り方で子供すぎるでしょ。」

「蝶ちゃん......‼もう子供でも何でもいいよっ‼やっぱりあたしは蝶の笑った顔が好きーーーーっ‼」

「うわっ」

そう言ってくるみはあたしに抱き付いてくる。

「くるみっ‼離れてっ‼」

「ふふふ~嫌ーっ」

そんなあたし達を見て杏はあきれていたのだった.......。