その、聞き覚えのある声に慌てて振り返る。 「あおい」 「!?」 信じられなかった。 そこにいた人物を見て、私は飛ぶように抱きついていた。 押し倒してぎゅっと抱きしめていた。 もう涙は枯れ果てたと思っていたのに、止めどなく溢れてきた。 大泣きしてしまった。 その人は、そんな私を見て、相変わらずの不器用な笑顔をつくると、やさしく頭を撫でてくれた。