「あー快斗、かっこいい!!
 あ、可愛い!!」



「へぇー赤城 快斗が好きなんだ?」




テレビを見て三十分後。




気づいたら年下くんが私の隣に
座り、テレビの中の快斗を見ている。



「あ、う、うん」




年下と言えども少し緊張した私は
頷く事しかできなかった。




「あ、そういえばお母さん達
 出かけに行ったよ。」


「え!!」



なんで初日に私達を2人っきりに
するの!?




私はなんだか居心地が悪くて
年下くんをお風呂に入らせるように促した




「年下くんお風呂に入ってきたら?」



私が出来るだけ明るめに言うと
年下くんはなぜか目を細めながら
顔を傾ける。



「なに?年下くん?」


「…え?」





一秒もいらなかった。



年下くんは私をソファに押し倒し
片手で両手を押し付ける。



私はあまりの速さに声も出なかった





「年下だからってなめてもらっちゃ
 困るよ?今すぐにでも百合ちゃんの事
 どうにでも出来ちゃうんだから」



年下くんは私を見下ろし
にやっと笑う。



「ご、ごめんね」





私はなんだか分かんないけど
謝って、年下くんを見つめる。




年下くんはそんな私を見てクスリと
笑い、すぐに解放してくれた。