「こんにちは」 「あれ、一年の転入生じゃん」 イノウエ ナナセ 私、井上 七瀬が下駄箱に 手をかけた所、例の転入生が声を かけてきた。 「なに?」 「これからどうしようとしてるか 知らないけどさ。百合傷つけたら 許さねえから」 「は?」 どゆこと?? この人なんか勘違いしてる? 「この学校の安い女も最悪だけど、 お前みたいな女が一番最悪だわ。」 「ちょ、何言ってんの?」 「まだ分かんねーの?見かけより バカだな。なら教えてやるよ。」 転入生はそう言って私の耳元で 囁いた。