「……」 箸矢はこの騒動のどさくさに紛れて堂々と振り返った。 目的は窓際の一番後ろの席を見る為だ。 「……」 茶碗子は左の頬を机にベッタリと付けて両手は机の中に突っ込んだまま眠っていた。 周りが騒がしくても眠れるタイプなのだろう。 枕が変わっても眠れるタイプなのだろう。 眠りに最適な体質なのだろう。 茶碗子は眠り続けている。 「……」