規則正しい生活をする太陽は規則正しく沈む準備を始めた。 「……土曜日」 茶碗子は週休二日制に感謝した。 この鬱陶しい六限目が終わりさえすればゆっくり休めるからだ。 しかしこの鬱陶しい六限目を乗り越えられそうになかった。 色々疲れていた。 昨夜の脱衣所から風呂場への一連の悪夢もあり何がなんだがとにかく疲れていた。 よりにもよって授業は一番苦手な数学だった。