確かにその瞬間目を反らされた。 箸矢の首はすぐに廻り終わった。 元の位置に戻った。 だからすぐにスムーズにドアを開け廊下に出た。 「……」 自分の心臓が硬度な骨を突き破る硬度なダイヤモンドに想えた。 今確かに心臓が外に飛び出そうとしている。 目が合った瞬間は一秒に遥か及ばない時間。 もし一秒間も目と目が合っていたら自分はどうなっていただろう? この輝きは無いが硬さだけは備わっている心臓は絶対に骨を突き破っていたかもしれない。 涼風茶碗子。 目と目が合った相手。