「……」 視線という名の熱は箸矢の背中を上昇し襟足にまで及んだ。 瞬く間に首筋が熱くなって行く。 それは心地良いものだった。 春の木漏れ日が届かない席に座る自分が可愛そうだと想い見かねて誰かが木漏れ日代わりに視線という暖かさをプレゼントしてくれている様に想えた。 熱視線という名の木漏れ日を。