告白をして断られるというプランはあまり考えていなかった。 なぜならあまりに体にコンプレックスがあったからだ。 体さえ筋骨隆々になれば何でも出来ると錯覚していた。 コンプレックスとはそういう類いのものでコンプレックスを解消したからといって何か道がすぐに開けるというわけではない。 コンプレックスが道の障害であると勝手に思う事で気が楽になっているだけだ。 悲劇の主人公になりたがっているだけだ。 その事実を箸矢は知ってはいたが知らぬふりをした。