「箸矢君」 「なに?」 箸矢は、乳首という言葉を聴いて勝手にすっかり距離が縮まっていた。 だから、早くも千鳥足の様な声では無くなっていた。 男とは単純な構造なのか勝手に解釈し易い性質なのか、乳首というたった一言で一気に妄想が爪先から脳天まで速達して、自分に気があるとまで思ってしまう。 馬鹿である。