「……」 「おい箸矢あ」 箸矢は喋れなかった。 何故ならここは公の場所である病院だからだ。 公の外用の自分だからだ。 外用に自分は家族以外は口を聴けない。 だから茶碗子の問いかけに答えられなかった。 「……」 「箸矢あ」