スローモーションによる走馬灯は次で最期だった。 やはり身体が宙に放り出されてから地面に落ちるまで一秒弱。 一病弱ではさすがに三つくらいまでのエピソードが限界である、三つでもよく浮かんだ方である。 最後に過ったもの。 それは十六歳。 高校一年生。 茶碗子との出逢いだった。