☆☆☆ 暴れキャンディ ☆☆☆


 スローモーションによる走馬灯は次で最期だった。
 やはり身体が宙に放り出されてから地面に落ちるまで一秒弱。
 一病弱ではさすがに三つくらいまでのエピソードが限界である、三つでもよく浮かんだ方である。

 最後に過ったもの。
 それは十六歳。
 高校一年生。

 茶碗子との出逢いだった。