掛け時計が焦げ茶色である限りこれは現実ではなく夢の世界なんだと。 寝ているんだと。 そう焦げ茶色の掛け時計を見て確信した。 実際は焦げ茶色の掛け時計なのに……。 そうと決まれば公の学校用の態度をとらなくてもいい。 夢なんだから。 思い切り「家用」の涼風茶碗子でいよう! 「はは、焦げ茶だよ。良かったー」 「俺は茶碗子の胸が再び見れて良かったよ。ぐひひ」 バシッ! 鈍い音だった。