左上腕二頭筋が茶碗子の顔に変わっていた。
 その左上腕二頭筋の茶碗子が大きな声でこう叫んだ。

 「誤解するなよ!そこに腋しか無かったから腋舐めただけだからな!」

 太陽は規則正しく沈み始めていた。

 とある金曜日の午後が終わろうとしていた。