君までの距離



すごくすごく大きな声で

いやそれは私があきらくんにしか

集中してなくて

誰よりも耳にはいってくるから

大きく聞こえるのかな?

そんなことを考えていて

ぱっとグラウンドに目を向けると

あきらくんがいなくて

残りのサッカー部員の人たちしか

いなくなっていた。