最近、妙に虚しいのはきっと彼のせい。





ぁーしは恋をした。







苺のように









甘酸っぱい恋をした。













1組の彼奴は、お酒に強く男らしい。
そんな彼を想ってぁーしは毎晩特別なデザートTimeを堪能する。

もちろん今日も始める
今、ここに。
ぁーしの手のひらに
一粒の苺。

この恋のように、甘酸っぱくて、小さな苺。
そんな苺を独り占め。

いつものように慣れた手つきで口に持って行く。


敏感なぁーしの唇は
甘酸っぱい苺が触れただけで口を閉ざしてしまきそうで、
少しずつ、
中にいれていく。

それだけでは満足できない。
小豆を弄ってみる。
弄るうちに、吐息がもれる。
この季節のせいか、息が白い。ストーブをつけた。
小豆がだんだんと大きくなって、ぁーしの喘ぎ声が漏れてしまう。
あん、あん、ああんあん、
ぱみゅぱみゅ。
今のは余談だ。

小豆が大豆になった。
ぁーしの敏感な口も限界にきてる。。。

彼奴をおもいだす。
彼のつま先が欲しい。。。


大豆が黒豆になった。。!
途端にぁーしの口は待てを良しと言われた子犬のように、彼奴の走り方のように、勢いづいて苺を噛んだ

甘くて酸っぱい恋の果実。
まただ。
また噛んでしまった。
ぁーしの彼氏は焦らすのが好きだ。
こんなにすぐに終わっては、ダメ。
お仕置き、しなくちゃ。

ぁーしは唇を無理矢理開いて中をメチャクチャにした。

あん、あん、ああんあん
ぱみゅぱみゅ
喘ぎ声が隣の部屋に聞こえそうで、我慢するのに精一杯。
出てきた練乳を指に絡めて、潰れた苺に飾る。
なんて美味しそうな果実。

キラキラと輝いて今にも消えてしまいそう

顔にある口にそれを頬張ると舌に絡みついて、甘い香りが広がった。


ケイト______

君にもあげたいな。

すると電話がなった

ケイトだ!!!!

ワクワクしながら電話をとった

もしもし!?