「コックリさん、コックリさん、おいでください」

すると、どこからか、ガサガサと音がした。     
 
「一人で我を呼んだな…?」 

だ、誰?!すると、後ろに気配を感じた。
なんだか背中に寒気がする。 

後ろを振り返ると、着物を着て、狐の耳が付いてる男の人が立っていた。

「あなた…誰ですか…?」

私はそういって手を振り払った。
すると、部屋に雪が降った。

「勝手に家に入らないで下さい。」

また私が手を振り払うと大量の水が現れた。
私が心の中でファイヤーウェーブと唱えると
水がお湯になった。

「ねぇ、早く帰って…?」

「自分で呼び出しておいて…」

男の人は一人でぶつぶつ言っている。

「じゃあ、あなたがコックリさん?」

「ああ。そうだ。」
 
私はどうしても信じられない。
証拠でも見せてくれないと