すべての経緯を話し、

沙耶華は
そーいうことだったのね〜
と歌うようにつぶやいた



いつの間にか沙耶華の
ケーキもなくなっている


沙耶華は
コーヒーを一口飲む


「あのさ、そのさっきいた
黒髪の、透だっけ?

その人って
めっちゃ有名な人じゃない?」


「え?」