魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?

「人工フェアリー……ドールか?」

 ジョーカーが、そう言って焔の方を見る。

「ああ。
 ドールだ。
 フェアリーの適正がない人のために開発したドールのはずなのに……
 最近は、人工知能を持ったドールの開発の方に精を出していやがる」

 焔が、そう言って機嫌が悪そうに言った。

「そうか……
 お前は、人工ドール反対派か?」

 バルドが、そう言うと焔が大きな息を吐いてうなずく。

「ああ……
 魂無きフェアリーに未来はない……」

「そうか……」

 バルドが、うなずく。

「まぁ、そういう話はもういいだろう。
 今日のところは、一旦解散する。
 アンゲロス諸君も、今日は部屋を用意する。
 休んでいってくれ」

 ガウルが、そう言うと一花が笑う。

「ありがとうございます。
 では、お言葉に甘えさせていただきます」

「俺は、タバコが吸いたい。
 喫煙室にでも案内してくれ」

 ジョーカーが、そう言って苦笑いを浮かべた。