魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?

「ダークグラム……」

 焔が、呟く。

「焔!まさか、ダークグラムまで知らないなんて言うんじゃ……」

 シエラが、そう言うと焔は一瞬険しい顔をしたあと小さく洗う。

「それぐらいなら知ってるぞ。
 民間の武装集団だろう?
 ただ素行に問題があるんだろう?
 強姦、恐喝、誘拐、殺人。
 何でもありの武装集団だろ?」

「強姦?恐喝?なにそれ?」

 シエラが、目を丸くさせている。

「焔、お前ダークグラムのことなにか知っているのか?」

 かみさまが、焔に尋ねる。

「どういうことだ?」

 焔がかみさまに質問を返す。

「ダークグラムってただのテロ組織じゃないの?」

 万桜が、焔の方を見る。

「馬神か……
 思い出した。
 焔、お前、馬神コーポレーションの……」

 バルドが、そう言うと焔がうなずく。

「ああ、人工フェアリー開発会社の社長の息子だ」

 焔の言葉はどこか淋しげだった。