19:30
匠さん、あらため、葛城常務執行役員の歓迎会が開催されたのは、会社から5分ほどのところにあるお洒落なスペインバルだった。
本日はテラス席も解放され、わが社のマテリアル部門で貸し切りとなっている。
会場は立食パーティーの形式になっているが、所々に席が設けられており、座って話せるようにもなっている。
さすが総さま。
お店選びも会場セッティングも抜かりない。
「では、葛城常務の着任を祝してカンパーイ!」
総さまの音頭に合わせみんながいっせいにシャンパングラスを合わせた。
さっそく、匠さんの周囲には男女入り混じった人垣が出来ていた。
まぁ、歓迎会なんだから仕方ないけど。
私達同期三人は早速お皿に料理を取り分けて一先ず席に座る。
たわいもない話をしながら食事をしていると「飲んでる?」と、総さまがシャンパンボトルを持って声を掛けてきた。
後輩の小林と須藤も一緒だ。
「はい、いただいてますよー」ユミがグラスを掲げて二コリと微笑むと須藤はポッと頬を染めた。
どうやらユミがお目当てだったらしい。
「じゃ、みんなで常務のトコに挨拶しに行こうか!」
相変わらず総さまは超アグレッシブ。
私の手を掴んでグイグイ匠さんの元へ引っ張って行く。
匠さん、あらため、葛城常務執行役員の歓迎会が開催されたのは、会社から5分ほどのところにあるお洒落なスペインバルだった。
本日はテラス席も解放され、わが社のマテリアル部門で貸し切りとなっている。
会場は立食パーティーの形式になっているが、所々に席が設けられており、座って話せるようにもなっている。
さすが総さま。
お店選びも会場セッティングも抜かりない。
「では、葛城常務の着任を祝してカンパーイ!」
総さまの音頭に合わせみんながいっせいにシャンパングラスを合わせた。
さっそく、匠さんの周囲には男女入り混じった人垣が出来ていた。
まぁ、歓迎会なんだから仕方ないけど。
私達同期三人は早速お皿に料理を取り分けて一先ず席に座る。
たわいもない話をしながら食事をしていると「飲んでる?」と、総さまがシャンパンボトルを持って声を掛けてきた。
後輩の小林と須藤も一緒だ。
「はい、いただいてますよー」ユミがグラスを掲げて二コリと微笑むと須藤はポッと頬を染めた。
どうやらユミがお目当てだったらしい。
「じゃ、みんなで常務のトコに挨拶しに行こうか!」
相変わらず総さまは超アグレッシブ。
私の手を掴んでグイグイ匠さんの元へ引っ張って行く。

