私はルームウェア、匠さんは帰宅したままの格好でソファーに向き合って座る。
「で、最終面談はどうでしたか」
私は胸の前で腕を組み、先制パンチをお見舞いした。
「大体、解ってるみたいだね」葛城は小さくため息をつき苦笑いを浮かべる。
私はこっくり頷いた。
「受かったよ。契約書にサインしてきた」
匠さんは抑揚のない声で結果を告げる。私は心臓をギュッと鷲掴みされたような痛みを胸に覚える。
「それで、いつからアメリカへ行くんですか」
「研修が始まる9月に行く予定だ。もう卒業出来る単位は取ったから大学にはいかない。卒業式の時には一旦戻るけどね」
事務連絡を伝えるように匠さんは淡々と話す。
もう全て決まってるんだ。
くらりと眩暈がした。
「随分…急な話しですね」絞り出すような小さな声で言う。
「黙ってて悪かったと思う」
「…本当です」
私は憮然とした態度をとる。
どうして、私には教えてくれなかったんんですか?
私は匠さんにとってどうでもいい存在なんですか?
思わず涙で視界がぼやける。
『応援してやりな』
たま子師範の台詞が頭を過り、喉まで出かかった恨みごとを、なんとか口に出さずに飲み込んだ。
「だけど、匠さんが自分で選んだ道だと思うので頑張ってください」
私はなんとか表面上は笑顔を取り繕って、大嘘をつく。
「随分、あっさりしてるんだな。もっと責められるかと思ってた」
匠さんは戸惑ったように苦笑いを浮かべる。
ここで泣いちゃだめだ。
「で、最終面談はどうでしたか」
私は胸の前で腕を組み、先制パンチをお見舞いした。
「大体、解ってるみたいだね」葛城は小さくため息をつき苦笑いを浮かべる。
私はこっくり頷いた。
「受かったよ。契約書にサインしてきた」
匠さんは抑揚のない声で結果を告げる。私は心臓をギュッと鷲掴みされたような痛みを胸に覚える。
「それで、いつからアメリカへ行くんですか」
「研修が始まる9月に行く予定だ。もう卒業出来る単位は取ったから大学にはいかない。卒業式の時には一旦戻るけどね」
事務連絡を伝えるように匠さんは淡々と話す。
もう全て決まってるんだ。
くらりと眩暈がした。
「随分…急な話しですね」絞り出すような小さな声で言う。
「黙ってて悪かったと思う」
「…本当です」
私は憮然とした態度をとる。
どうして、私には教えてくれなかったんんですか?
私は匠さんにとってどうでもいい存在なんですか?
思わず涙で視界がぼやける。
『応援してやりな』
たま子師範の台詞が頭を過り、喉まで出かかった恨みごとを、なんとか口に出さずに飲み込んだ。
「だけど、匠さんが自分で選んだ道だと思うので頑張ってください」
私はなんとか表面上は笑顔を取り繕って、大嘘をつく。
「随分、あっさりしてるんだな。もっと責められるかと思ってた」
匠さんは戸惑ったように苦笑いを浮かべる。
ここで泣いちゃだめだ。

