「おい!いい加減燁子も起きろ!」
あろうことか、匠さんはかわいい妹の頭をはたく。
さすがの燁子さんも渋々目を覚ました。
「痛いなあ」
頭をさすりながら恨みがましい視線を向けムックリと身体を起こした。
「ああ、帰ってたの」
燁子さんは自分そっくりな兄を一瞥するとクワッっと大きな口で欠伸する。
相変わらずマイペースなお方だ。
「なんで俺の部屋で二人が女子会をしてるんだ?」
匠さんの顔から笑みが消え無表情のまま腕を組む。
「そ、其れはあれよ、あれ」
陽気な燁子さんが口ごもると言うことは、結構本気で怒ってるみたい。
「遥ちんが最初この部屋にいたから!」
おおっと、ここでまさかのスルーパス…。
「遥が?」
匠さんは意外そうに目を見開いた。私はこっくり頷いた。
「遥は俺がいない間に勝手に部屋に入るような子じゃないだろ?燁子に唆されたのか?」
子供を説得する母親のように匠さんは私の両肩を掴んで身体を揺さぶる。
私は首をプルプルと横に振った。
「私が先に入ったの。匠さんが帰ってくるのが待ちきれなくて」
私は瞳を潤々させて節目がちにいう。
「遥…」
匠さんが私の頬に手を添えると2人は見つめ合う。
「ちょっと、私の存在忘れてない?」
燁子さんが横から突っ込んでくると、匠さんは舌打ちした。
「お前、自分の部屋に戻れば?」
燁子さんは匠さんに手厳しいと思ってたけど、匠さんも燁子さんの扱いが雑だ。
「遥は俺に話があって待ってたんだろ」
私はこっくり頷いた。
「わかったよー」と不満気に言って、燁子さんはヨロヨロとベッドから降りる。
「遥ちん、また女子会しよーね」燁子さんがにっこり笑って言うと「次は自分達の部屋でやれ」と葛城にすかさず釘を刺された。
「燁子さん、ありがとう」
不安な時に一緒にいてくれて。
私がお礼を言うと、燁子さんはヒラヒラ手を振りながら部屋を後にした。
あろうことか、匠さんはかわいい妹の頭をはたく。
さすがの燁子さんも渋々目を覚ました。
「痛いなあ」
頭をさすりながら恨みがましい視線を向けムックリと身体を起こした。
「ああ、帰ってたの」
燁子さんは自分そっくりな兄を一瞥するとクワッっと大きな口で欠伸する。
相変わらずマイペースなお方だ。
「なんで俺の部屋で二人が女子会をしてるんだ?」
匠さんの顔から笑みが消え無表情のまま腕を組む。
「そ、其れはあれよ、あれ」
陽気な燁子さんが口ごもると言うことは、結構本気で怒ってるみたい。
「遥ちんが最初この部屋にいたから!」
おおっと、ここでまさかのスルーパス…。
「遥が?」
匠さんは意外そうに目を見開いた。私はこっくり頷いた。
「遥は俺がいない間に勝手に部屋に入るような子じゃないだろ?燁子に唆されたのか?」
子供を説得する母親のように匠さんは私の両肩を掴んで身体を揺さぶる。
私は首をプルプルと横に振った。
「私が先に入ったの。匠さんが帰ってくるのが待ちきれなくて」
私は瞳を潤々させて節目がちにいう。
「遥…」
匠さんが私の頬に手を添えると2人は見つめ合う。
「ちょっと、私の存在忘れてない?」
燁子さんが横から突っ込んでくると、匠さんは舌打ちした。
「お前、自分の部屋に戻れば?」
燁子さんは匠さんに手厳しいと思ってたけど、匠さんも燁子さんの扱いが雑だ。
「遥は俺に話があって待ってたんだろ」
私はこっくり頷いた。
「わかったよー」と不満気に言って、燁子さんはヨロヨロとベッドから降りる。
「遥ちん、また女子会しよーね」燁子さんがにっこり笑って言うと「次は自分達の部屋でやれ」と葛城にすかさず釘を刺された。
「燁子さん、ありがとう」
不安な時に一緒にいてくれて。
私がお礼を言うと、燁子さんはヒラヒラ手を振りながら部屋を後にした。

