何気なくて中を開いてみると、幼少時代の葛城の写真が几帳面に並べて貼られていた。
ほぼ変顔かふざけたポーズをとっており、まともに写ってるのは発表会と式の写真くらいだ。
随分陽気な子どもだったみたい。
「あー懐かしい」
燁子さんが脇から覗き込む。
「なんか、あんまりまともな写真がないんだよね」私はクスリと微笑む。
「昔は色んな意味で激しかったからねー、匠ちゃん」
燁子さんはふと遠い目をする。
「通学路でいつも吠える犬に爆竹投げつけたり、女の子のスカート捲りしたり、取っ組み合いのケンカはしょっちゅうしてたな」
そういえばおじいちゃんも鞄に蛙を入れらていた。
「腕白坊主が、いつの間にかあんな澄かした感じになちゃったよねー」
いーっと歯を見せて顰めっ面で写っている葛城少年を見て思わず頬が緩む。
「この隣に写ってるのが航生くん?」
目のパッチリしたハッとするような美少年を指差す。
葛城少年がふざけてるから余計思慮深く聡明に見える。
「そそ、弟の航生よ。可愛いでしょー」
葛城家は四人兄弟らしく、匠さんの上に長女晴子さん、燁子さんの下に末っ子航生くんがそれぞれいる。
晴子さんは二世議員の元へ既に嫁いでおり、航生くんは全寮制の高校へ通っているため私はまだ面識がない。
見る限りでは晴子さんと航生くんはお母様似で華やかな顔立ちをしており、パッと見ただけで美男美女だと解る。
「2人にもお会い出来るのを楽しみにしてるわ」
「晴子姉さんは超怖いよー。匠ちゃんも虐げられてるんだから」
「ええ?!あの匠さんが?」
私はギョッとしてしまう。
葛城四姉弟の揃う日が楽しみなのか恐ろしいのだかよく解らなくなってくる。
その晩、燁子さんが幼少時代の面白エピソードを沢山教えてくれた。
不安と緊張で今夜は眠れないかと思ってたけど、アルコールも程よく回り、私はいつの間にか泥のような眠りに落ちて行った。
ほぼ変顔かふざけたポーズをとっており、まともに写ってるのは発表会と式の写真くらいだ。
随分陽気な子どもだったみたい。
「あー懐かしい」
燁子さんが脇から覗き込む。
「なんか、あんまりまともな写真がないんだよね」私はクスリと微笑む。
「昔は色んな意味で激しかったからねー、匠ちゃん」
燁子さんはふと遠い目をする。
「通学路でいつも吠える犬に爆竹投げつけたり、女の子のスカート捲りしたり、取っ組み合いのケンカはしょっちゅうしてたな」
そういえばおじいちゃんも鞄に蛙を入れらていた。
「腕白坊主が、いつの間にかあんな澄かした感じになちゃったよねー」
いーっと歯を見せて顰めっ面で写っている葛城少年を見て思わず頬が緩む。
「この隣に写ってるのが航生くん?」
目のパッチリしたハッとするような美少年を指差す。
葛城少年がふざけてるから余計思慮深く聡明に見える。
「そそ、弟の航生よ。可愛いでしょー」
葛城家は四人兄弟らしく、匠さんの上に長女晴子さん、燁子さんの下に末っ子航生くんがそれぞれいる。
晴子さんは二世議員の元へ既に嫁いでおり、航生くんは全寮制の高校へ通っているため私はまだ面識がない。
見る限りでは晴子さんと航生くんはお母様似で華やかな顔立ちをしており、パッと見ただけで美男美女だと解る。
「2人にもお会い出来るのを楽しみにしてるわ」
「晴子姉さんは超怖いよー。匠ちゃんも虐げられてるんだから」
「ええ?!あの匠さんが?」
私はギョッとしてしまう。
葛城四姉弟の揃う日が楽しみなのか恐ろしいのだかよく解らなくなってくる。
その晩、燁子さんが幼少時代の面白エピソードを沢山教えてくれた。
不安と緊張で今夜は眠れないかと思ってたけど、アルコールも程よく回り、私はいつの間にか泥のような眠りに落ちて行った。

