「いらっしゃい…ま…せ」
「ちょっと、何尻すぼみになってんのよ」
ロングヘアを靡かせて、匠さんの元カノ絵梨が颯爽と登場した。
隣には金髪碧眼のボーイフレンド、アレックスを従えている。
「Hi」と眩しい笑顔で挨拶されて、私も思わず笑い返す。
私のお誕生日パーリー以来、何故か絵梨はちょくちょくSAKUへ足を運ぶようになった。
先日はLINEのIDまで交換し、微妙に2人の距離が縮みつつある。
昨日の敵は今日の友、とはこういうことをいうのだろうか。
絵梨カップルは見栄えがするので、窓際の眺めの良い席に案内し、お冷とメニューを持っていく。
「匠NYに行ってるらしいじゃん」
「なんで絵梨さんが知ってるんですか?」私はムッとして聞き返す。
「匠に聞いたわけじゃないわよ。NYにいる友だちから聞いたの」
絵梨は浮気がバレそうになった男のように慌てて弁解する。
「そうですか」
「私が遥を裏切るような真似すると思う?」
絵梨は長い睫毛をパチパチさせて言う。男ならコロっと騙されてしまうだろう。
しかし残念ながら私は女、だ。
「充分あり得る話しだと思うけど」
私が憮然とした表情で言うと絵梨は声を上げて笑う。
「やっぱりいいわ、遥。ここまで本音を言い合える関係って早々ないもんね」絵梨はまだクスクス笑ってる。
「それで匠はいつNYに引っ越すの?向こうで就職となると暫らく寂しくなるわね。その代わりに私が遊んであげるからねー」
絵梨の何気ない世間話により、私の顔はみるみる強張って行く。
「ちょっと、何尻すぼみになってんのよ」
ロングヘアを靡かせて、匠さんの元カノ絵梨が颯爽と登場した。
隣には金髪碧眼のボーイフレンド、アレックスを従えている。
「Hi」と眩しい笑顔で挨拶されて、私も思わず笑い返す。
私のお誕生日パーリー以来、何故か絵梨はちょくちょくSAKUへ足を運ぶようになった。
先日はLINEのIDまで交換し、微妙に2人の距離が縮みつつある。
昨日の敵は今日の友、とはこういうことをいうのだろうか。
絵梨カップルは見栄えがするので、窓際の眺めの良い席に案内し、お冷とメニューを持っていく。
「匠NYに行ってるらしいじゃん」
「なんで絵梨さんが知ってるんですか?」私はムッとして聞き返す。
「匠に聞いたわけじゃないわよ。NYにいる友だちから聞いたの」
絵梨は浮気がバレそうになった男のように慌てて弁解する。
「そうですか」
「私が遥を裏切るような真似すると思う?」
絵梨は長い睫毛をパチパチさせて言う。男ならコロっと騙されてしまうだろう。
しかし残念ながら私は女、だ。
「充分あり得る話しだと思うけど」
私が憮然とした表情で言うと絵梨は声を上げて笑う。
「やっぱりいいわ、遥。ここまで本音を言い合える関係って早々ないもんね」絵梨はまだクスクス笑ってる。
「それで匠はいつNYに引っ越すの?向こうで就職となると暫らく寂しくなるわね。その代わりに私が遊んであげるからねー」
絵梨の何気ない世間話により、私の顔はみるみる強張って行く。

