翌日、翡翠たちは昨日の一件を説明する為に学校をサボり、朝から倉庫に来ていた。

コンコン
蒼玉「どうぞ。」

「失礼します。全員揃いました。」

天河「わかった。行くぞ。」

翡翠は変装を解き、全員の前に立った。

『みんなおはよう。昨日の事、大体の事は聞いてると思う。これが私の本当の姿。金髪で右の赤目と左の青目のオッドアイ。隠しててごめん。これ、実は生まれつきでね。初対面の人の多くは気味悪がるから普段から隠してるんだ。噓をつく気がなかったわけじゃない。だから、噓をついてしまってごめんなさい。…みんなはこの姿、どう思う?』

「すごくきれいです‼」
「似合ってます‼」

『っ……ありがとう。』

天河「ほら、大丈夫だったろ。」

『そうだね。皆いい子ばっかだ。』

天河「当たり前だ。」

天河は穏やかに微笑み、私と蒼玉以外はその笑顔に見入っていた。

天河「翡翠。もう一つ言うことがあんだろ。」

『そうだね。』

翡翠は、下にいる人たちの顔を一人一人確認するかのように全体を見回し、口を開いた。

『私には、皆に言えない秘密がいくつかある。それは、家族を守る為だったり、ここにいる皆を巻き込まない為だったり、私の個人的な過去についてだったり…いろいろ。今日は、昨日起きた些細な出来事に関連すること、天河たちが知っていることを話そうと思う。………私は4人兄弟でね。兄と弟と妹がいるんだ。兄は知っている人も多いと思うけど、金蝶高校1-Sの副担をやってる灰廉。弟と妹はアイドルユニットの【ストーン】。二人の本名は悪いけど、あの子たちの為に話すことができない。………それで、私の実家は金城組。知っている人も多いと思う。私の立場は自分で言うのもなんだけど、結構高い。だから皆に話せなかった。知っている人が増えると厄介なことになるから。』

ここまで翡翠が話しているとき、下にいるメンツの顔は驚きに満ちていた。

『金城組の子供について色んな噂があるのは私も知ってる。噂の仲にも事実はある。それがこの容姿に繋がってる。………私たちは、養子。その噂のみが真実。これだけは皆に知っていてほしい。中には、義母や義父が浮気したなんてのもあるから。それで、学力についてなんだけど………今よりも小さい頃、世界のS大を卒業済。だから、テスト前とかには頼ってもらってかまわないからね。以上終わりっ‼』