それから私は身支度をして、天河の待つリビングに行った。
天河はさっきとは違って、落ち着いてソファーに座って待っていた。
入って来た私を見ても初めて会ったときと変わらず、私を変な目で見ずに、まっすぐに私をみてきた。
天河「それでどういうことだ。」
『……説明いる?簡単なことだよ。私は普通に変装してただけ。』
天河「そんなことはわかってる。」
『じゃあなに?』
天河「なんで変装してんだって聞いてんだよ。」
『…見て分からないの?』
天河「ああ、わからねえな。なぜ隠す必要がある?ここなら、隠す必要なんてねえだろうが。」
『確かにね…けどそれは染めてたり、カラコンだったりする場合だけでしょ。この金髪も右が赤で左が青のオッドアイも私は素なのっ‼幼い頃から周りから忌み嫌われたっ。もう…もうっ、周りから見たら私は化け物なのよっ。だから私は素でいるのは幼稚園でやめたわ…………』
私は今まで誰にも言うことなかったことを何故か天河に言い続けていた……
『私が素でいるのは、兄妹たちと鋼玉さんと、菫青さんたちの前だけ。買い物に行くときでも、最低限目の色は合わせてる。そうしないと化け物みたいだからね。』
天河「そうか。なら、この部屋にいるときは素でいろ。」
『……えっ、なんで?気持ち悪くないわけっ?』
天河「お前ばかだろ。」
『はっ?』
天河「気持ち悪かったら普通、それなりの反応ぐらいするだろ。」
『わかんないよそんなの。態度にださなくたって本心ではなに思ってるなんてわかんないもん。』
天河「はあー……そうかよ。」
『そうだよ。だからちゃんと本心を教えて。別になに言われても傷ついたりしないから。覚悟ならできてる。』
