助けてくれたひとは………

…なにここ

今、
私がいるところは今まで行ったこともなかったような高級感溢れるお店の中なのだ

そしてさっきから、
定員さんに言われるがまま試着の繰り返しで若干疲れてきた私……

さっきから、京也がいないと思ってたら

「実李…これ着てみろ」

そう言って私に服や靴などを渡してきた

「うん
ちょっと待ってて」

試着室に入っていて改めて渡されたものを見てみると

桜色の淡いピンクの
膝丈シフォンワンピース
胸元には、蝶のブローチがついていて
とてもきれいな服だった

なんか私には、
似合わないような感じがするなぁ

来てみたのはいいんだけど変だったらどうしようと思って
試着室で出られないでいると

「実李どうだ?着れたか」

「…う……うん
着れたんだけど似合ってないかも……」

「あけるぞ」

「……ま…待っ……」


ガチャ
言い終わる前に京也が試着室のドアを開けて、ビックリした表情で固まっているんだ

少し不安になって京也に

「や…やっぱり似合わなかった?」
って聞くと

「いやその逆だ…よく似合ってる」

……えっ、嬉しい