第一章
―出会い―

俺が彼女と出会ったのは道端。彼女が変な人に絡まれていた所を助けたのだ。

本当は見なかった事にして通り過ぎようとした。でも困って泣きそうな彼女の顔を見たらほっとくわけにはいかなかった。
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「助けてくれてありがとうございます。助かりました!」

そう言って微笑む彼女は可愛いというより、美しかった。変に思われるかもしれないけれど、彼女の周りに花が咲いているようだった。あの花はなんて言うのかわならない。

「い、いえ。そんな」

そう言った俺の顔は真っ赤だったと思う。この時俺は一目惚れした

「あっあの!!是非お礼をさせて下さい!あ、私、星野あきって言います。お名前聞いてもいいですか…?」

こんな漫画みたいなシチュエーションがあるのか、と驚いたが凄く嬉しかった。
「俺は…古川京治です」