オレ様彼のお嫁さん!

そして顧問は私の目をしっかり見て、

「これ以上、陸上を続けることは不可能だ。」


えっ………。

なんで?!

頭でしょ?

足が負傷してたらまだ理解できるけど、頭を打ったぐらいで走ることができないなんて理解できなかった。

その一週間後、退院することができたが、陸上しかやっていなかった私に陸上がなくなってしまえば私はどうすればいいの?

あんな頭の良い学校だけで高校生活を送るなんて、ありえない。

私は1人グラウンドでつったてると、

「何してんだよ?」

と、声がした。

振り返るとそこには信条くんがいた。

多分、練習の帰りなんだと思う。

「えっ?
まぁ暇つぶしに。みたいな?
今日、退院したの。」

「へぇ…。
退院、おめでとう。みんな心配してた。でもまぁお前がまた復帰したらガラッと雰囲気替わるな。」

そう言って信条くんは笑ってくれた。

でも……。