オレ様彼のお嫁さん!

「ぅん…………ここ、何処…?」

私、なんで寝てるの?

すると、そこには顧問の先生と部長がいた。

部長は「よかったよかった」と、とても安心していた顔をして

顧問の先生はしかめっ面をしていたが泣きそうな顔もしていた。

そして顧問の先生は口を開いた。

「神戸……。
お前、今日何が起こったか覚えてるか?」

私は首を横に振った。

すると隣にいた部長も口を開き、

「神戸さん、高鉄棒で懸垂をやってる途中、手を滑らせて頭から落ちたんだよ。」

えっ…。

それってとっても馬鹿らしい。

でも無事で良かった。

そう自分でも安心していたら部長は
また口を開き

「でも……」

言いにくそうにこちらを見つめていた。

「でも…なんですか?」

すると次は顧問が口を開き

「……命には別状もないし、これからも普通に生活はできるが……」

そして顧問も言いにくそうに下を向いていた。

「なんなんですか?」

私は少しイライラしていた。