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「…茜様っ!」
「ギャッ!って、アルリンか…ビックリした」
目を覚ますと目の前にアルリンがいた
って…
「なんでアタシの部屋にいるのよ!?」
不法侵入!!?
「合鍵がございますので」
アルリンはそう言うと、にこやかに合鍵を見せてきた
はぁー…
アタシはいつも見張られてるのか?
怖い怖い…(笑)
「今日はついに学校へ行く日でございます。こちらに教科書と制服は用意させて頂いておりますのでご安心を」
あ、学校へ行く日って今日か…
つい昨日までは、ここに来たばかりだったような感覚
「朝食はこちらです」
アルリンはリビングへ案内をした
そこには温かいご飯に味噌汁、それと魚があった
「今日は久しぶりに手料理をしてみました」
久しぶりと言う割には、全部完璧に出来ていた
「……おいしいっ!!」
手料理を久しぶりに食べたせいか、とても美味しく感じた
そういえば両親が死んで以来、手料理は食べてなかったなぁ〜
「では、これが今日から行く法魔(ほうま)中学の制服です」
そういって見せてきたのは、胸元にデカい結ぶリボンのついた、紺の可愛らしいセーラー服だった
「可愛い〜!」
「これはこの世界では人気の中学です。ちなみに、制服が可愛いことからこちらを受ける方も多いようです」
やっぱり人気なんだ!



