「ディアン様、私には意味がわかりません。紫魔法使いは現在いませんが?」 「先ほど言ったであろう?非公認の族じゃ」 「しかし、なぜ紫魔法使いだと言えるのですか?」 「私の同期に紫魔法使いがいたんじゃ。しかし、私が高校生に上がると同時にその族は争いに敗れ解散してしまった。その族は確か毒が得意じゃった」 「じゃあ、もしかしたらその確率が高いというわけですね!」 「そう言うことじゃ」