大魔法使いの孫





 【side茜】



 「はーい、席につきなさーい」


 
 あ、先生来た


 「えー、今日の授業は短縮授業で〜…〜〜」



 おっ、短縮!!


 ラッキー♪♪


 雨で最悪って思ってたけど、今日はついてるかもしれない


 「外は雨で出れないので、今日の体育は体育館に変更になったそうです」


 おぉ!!


 外寒いから嫌だったんだよね〜


 やっぱり今日はついてるよ!


 





 「今日の体育は室内だね」


 「1月って寒いから外嫌だったんだよね〜!丁度良かった。どうせなら、体育なければ良いのにーっ」


「運動は体に良いんだよ?運動しなきゃ、ちーちゃ…千里」


 今の流れ意外と良かったんじゃない?


 「茜…やっと千里って言ってくれたね!」


 ん?ちーちゃん、まさかアタシが千里って言ってくれるの待ってたの!?


 そしたら申し訳ない


 「なかなか言えなくて…だって照れくさいじゃん?(笑)」


 「まぁね(笑)じゃあ、今度から私の事は千里って呼んでね!」


 「うん!」


  アタシらがそんなやり取りをしていると


 「おいおい、イチャイチャすんなら俺だけにしろよー」


 渡部君がやって来た


 「はぁ!?なに恥ずかしいこと言ってんのー!??バーカ」


 千里…素直になろうよ


 「アタシ、向こう行ってるね☆」


 「あ、茜ーっ!!?」



 頑張れ、千里♪♪