大魔法使いの孫




 アタシは『いいや』と断ろうとしたが、



 「…行く」



 尚の威圧には勝てるはずなかった



 こうしてアタシは渋々魔術部の活動する、西棟へ連れて来られた



 ーガラッ。


 「尚さん、チワースッ!」


 「「「尚さ〜ん!こんにちは」」」



 ドアを開けると、そこには沢山の生徒がいた


 「…人数少ないって言ったくせに、結構人いるじゃん」


 なんか騙された気分