「私は文芸部員です。 だから、物語考えて書いてます。 さっきの『先輩』っていうのは、物語の中の女の子が言った台詞です!」 一息で言って、先輩を睨む。 「わかったら帰ってもらえます?」 よし!言った! これで恐らく大丈…「見せてよ」 「は?」 「物語って、小説とかでしょ? 俺、意外とそういうの読むんだよ。 だから、めっちゃ興味あるんだよねー☆」 うお。また☆か。 「見せません」 「えー、なんで?」 「駄作だからです」 私は、淡々と言い放つ。 これは、事実だ。