バス停の前。私は帰るためのバスを待っているところだ。 じめじめした空気が私を包んでいる。 空は灰色。今にも雨が降り出しそう。 「少し、似てるな。」 どんよりとした、私の気持ちに。 私はバイトを始めることにした。 一度経験してみたいと思っていたし、 私のなかにあるもやもやを消すためだ。 理由としては後者が大きい。