「ただいまー」

「おお!早かったな!出かけるぞ!」

「え…」

ドクっ。嫌な予感がした。

「ど、どんな服がいいかなぁ?」

「ははっ、制服でもいいぞー」

「じゃ、じゃあ制服で行く…」

パパが笑った。それもすごく嬉しそう。

やっぱり…そうなのかな…




「おーい?どうした?深刻な顔して」

はっ、だめだ。すぐ顔に出ちゃう。
パパに心配かけたくない…!


「なんでもないよっ!さっ!行こ!」

「お、そうか?んま、行くかぁー」


長い夜が始まりそうです。