キーンコーンカーンコーン… すべての授業が終わり、部室に向かう。 その途中、「よっ」と頭を誰かに小突かれた。 「あぁ、中井。やっほ〜」 「相変わらずゆっるいなー、お前。 ま、そこが良いんだけど。」 「…なんか知らんがありがとう。」 褒められたのかわからない言葉に一応お礼の言葉で返す。 今日こいつが事件の発端になることとは知らずに………